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最も顧客数の多い商品タイプ

最も顧客数の多い商品タイプ | Shopifyストアの顧客セグメントの中で、最も売れ筋の商品カテゴリについてインサイトを得る

最終更新日
Apr 26, 2024

ストアのお客さまはそれぞれ異なるニーズや好みを持っており、購買パターンも異なります。購入商品などニーズに応じて顧客セグメントを管理するだけでなく、それぞれのセグメントの顧客の購買パターンや傾向を把握することは、お客さまに寄り添った施策を実現するうえでとても大切です。重要な顧客セグメントの過去の購買データから傾向を学び、次のマーケティングに活かしましょう。このレポートは各顧客セグメントにおける人気の商品について「商品タイプ」の観点から分析します。

「最も顧客数の多い商品タイプ 」レポートとは

「最も顧客数の多い商品タイプ」は、顧客セグメントにおける商品購入の好みや傾向に関して、「商品のカテゴリ」のレイヤーで人気度・顧客数や比率をレポートしています。なお、各商品カテゴリの販売数ではなく、あくまで各商品カテゴリを購入したことがある顧客数を集計している点に注意が必要です。

🛍️ 最も顧客数の多い商品タイプ

このレポートは、複数のバリエーションの中でも最も基本的な内容です。顧客セグメントの中で購入者数が多い順に、ストアの商品タイプを一覧化し、顧客数・比率を表示しています。なお、比率は顧客セグメント全体の人数を母数として計算されます。顧客セグメントごとに、どのような商品が人気なのか、購入者が多いのかといったデータを把握し、顧客セグメントごとのニーズや好みの傾向についての示唆を得ましょう。

🛍️ 初回の購入で最も顧客数の多い商品タイプ

どのようなカテゴリの商品が初回購入に繋がっているかを理解することはとても重要です。このレポートでは、それぞれの顧客の初回購入における購入商品を一覧化し、顧客数が多い順に表示しています。比率は顧客セグメント全体の人数を母数として計算されます。このレポートを顧客セグメントごとに確認することで、たとえば各セグメントに近いペルソナ(特徴)の顧客を獲得するにあたって、どのようなカテゴリの商品が貢献しそうかについての示唆を得ることができます。

🛍️ 2回目の購入で最も顧客数の多い商品タイプ

リピートマーケティングの文脈では「新規顧客をいかに獲得するか」というテーマよりも、「獲得した新規顧客をいかにリピート顧客に転換(F2転換)するか」の方がより重要なテーマです。このレポートでは、それぞれの顧客の2回目の購入における購入商品タイプを一覧化し、顧客数が多い順に並べています。なお、比率は顧客セグメント内でのリピート顧客数を分母として計算されています。このレポートを読み解くことで、どのような商品がF2転換に寄与しているのかという疑問に対して示唆を得ることができます。たとえば「初回に特定の商品タイプを購入した顧客セグメント」でこのレポートを確認することで、初回の購買行動に基いてより良いリピート施策を検討することができます。

🛍️ 最新の購入で最も顧客数の多い商品タイプ

それぞれの顧客の最新の購入に絞って人気の商品タイプを確認してみましょう。購入者数が多い順に商品タイプが一覧化されています。比率はセグメントの顧客数全体を母数として計算されています。このレポートを読み解くことで、顧客セグメントにおける現在のトレンド - 直近ではどのような商品が購入されているのか - について理解を深めることができます。たとえばロイヤル顧客など、長く購入を続けてくれている顧客セグメントで、改めて最新の購入状況を理解してみましょう。また、新商品を発売した際や商品ラインナップを更新した際に、昔からの顧客セグメントはブランドのアップデートについてきてくれているかなどを確かめてみましょう。

なぜ「最も顧客数の多い商品タイプ 」レポートが重要か

ある顧客セグメントにおいてどのような商品が購入されているかの情報は、単に「売れ筋商品」や「新商品の売れ行き」を把握すること以上に、顧客セグメントが全体の傾向としてどのようなニーズや好みを持っているかについての示唆を得ることができるという点でとても重要です。こと特にSKUの多いストアにおいては、商品単位での詳細なレポートではデータがばらついてしまうため、重要な傾向を見落としてしまうということが起きがちです。「商品タイプ」は、自社で定義できる商品のカテゴリです。このレイヤーで顧客の購買行動を把握することで、より大局的な傾向についての示唆を得ることができます。

特に「初回」「2回目」についてのレポートは、顧客の購買プロセスについてより実践的なインサイトを得ることができます。カスタマージャーニーの”入口”でどのようなカテゴリーの商品をプロモーションすればロイヤリティの高い顧客を増やすことができるのかについて、他社の事例からではなく、自社の実際のロイヤル顧客の過去の購買データから学びましょう。

活用例 - おすすめの顧客セグメント

「最も顧客数の多い商品タイプ」レポートをどのような顧客セグメントでチェックするとよいか、いくつか例をご紹介します。

  • 初回購入商品タイプに基づく顧客セグメント:どの商品タイプが2回目に人気かをチェックすることで、購入した商品カテゴリ別の新規顧客に対してのリピート施策を具体化することができます。
  • 初回の集客チャネルやキャンペーンに基づく顧客セグメント:それぞれの集客チャネルにおいて、どのカテゴリーの商品が実際のコンバージョン(商品購入)に繋がっているのかを把握することで、プロモーションする商品リストを最適化しましょう。さらに、獲得した新規顧客に対してどのような商品をおすすめするとリピート購入に繋がりやすいかに関しての示唆を得ることができます。
  • RFMセグメントなど、マーケティングにおいて注力している顧客セグメント:ターゲティングしているセグメントの顧客は、実際にどのような好みやニーズを持っているかについて理解を深め、顧客に寄り添ったマーケティング施策を具体化してみましょう。

「最も顧客数の多い商品タイプ」レポートを最大限に活用することで顧客の好みやニーズに対する理解を深め、集客施策やリピート施策を改善し、お客さまに寄り添ったコミュニケーションを実現しましょう。ぜひレポーティングのための単なる数値としてだけでなく、顧客理解を深めるために活用してみてください。

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12 Apr. 2024 Article Published

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