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顧客数

顧客数 | Shopifyストアの顧客セグメントの顧客数推移を追跡する方法

最終更新日
Apr 23, 2024

ECにおいてセグメンテーションは顧客解像度を高めマーケティング施策の精度を高める重要な方法ですが、顧客セグメントの規模感を意識することはとても重要です。Shopifyの管理画面では、購買データに基づく顧客セグメントを作成することはできますが、重要な顧客セグメントの顧客数をはじめとするメトリクスの時系列での変化を追跡することはできません。このガイドではECPowerに表示される顧客数の定義と、ECPowerを利用して推移や変化を自動で記録する方法について説明します。

メトリクスの定義

定義:現在(より正確には最新のデータ更新において)顧客セグメントの条件を満たす顧客数。

変化率(%)は、直近7日間の移動平均に対する変化率を表示しています。

FAQ: Shopify管理画面の「お客様の人数」と数字が一致しません

ECPowerにおいて「顧客」は、「少なくとも一度の注文を行ったことがある顧客」を意味します。

Shopify管理画面における「お客様の人数」とは定義が異なるので注意が必要です。Shopify管理画面においては、一度も購入を行っていないメール購読者やリード顧客も人数としてカウントされます。さらに、注文を行ったもののキャンセルを行ったために、結果として商品を購入していない人も「お客様の人数」に含まれています。ECPowerにおいては、これらの未購入のお客様は「顧客」としてカウントしておらず、仮に顧客セグメントで設定した条件を満たしていたとしても「顧客数」には反映されません。

ECPowerに表示されている数値と、Shopify管理画面の数字と異なる場合、これらの定義の違いが原因として考えられます。ECPowerでは、顧客セグメントの顧客数やLTVなどのメトリクスの数値の正確性を保つため、未購入のお客様を「顧客数」に含めていません。他にも、ECPowerのデータ更新は1日1回となっており、データ更新のあとに新規購入をした顧客がいた場合は、Shopifyの管理画面の数字と異なる場合があります。

顧客セグメントの「顧客数」が重要な理由

顧客セグメントの「顧客数」は、セグメント単位でのマーケティングを実行するうえで、施策のインパクトに直結するため最も基本的ですが重要なメトリクスです。条件を絞りすぎて充分な規模感が確保できない場合、マーケティング施策のストア全体に対するインパクトはとても限定的になってしまう場合があります。ケースバイケースですが、たとえばターゲティング施策を行う場合は、顧客数全体における少なくとも5-10%程度の規模感を確保するとよいです。

顧客セグメントの「顧客数」を時系列で追跡する方法

「顧客数」をはじめとした、顧客セグメントのメトリクスの変化を追跡することは、マーケティングの取り組み成果を評価するうえで非常に重要です。たとえば、「離脱リスク顧客セグメント」に対して施策を実施した場合は、対象の顧客セグメントの人数が時系列的にしっかりと減っているかどうかを確認していくことがとても重要です。

一方で、Shopifyの管理画面を含む多くのツールで、顧客セグメントのメトリクスの履歴を追跡する機能は提供されていません。ECPowerはこの課題を解決するソリューションで、顧客セグメントを作成した日以降のメトリクスの推移を自動的に記録し、変化を追跡することができます。

顧客セグメントのメトリクス履歴

ECPowerでは顧客セグメントごとの日次のメトリクスを自動で記録しています。「顧客数」の推移についてもヒストリカルデータをグラフで確認することができ、顧客セグメントがどのように成長(または縮小)しているかをモニタリングすることができます。

データが記録されるのは、基本的には顧客セグメントを作成した日以降です。もし、顧客セグメント作成日以前の期間においてメトリクスがどのような状況だったかを把握したい場合、ECPowerのサポートチームまでお問合せください。

詳細のプロセスについてはこちらのページで説明をしています。

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11 Apr. 2024 Published

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