メトリクス
作成日以前の推移データの再現

顧客セグメントの作成日以前のデータを再現する

最終更新日
Apr 23, 2024

「顧客セグメント単位に、人数やリピーター率、LTV、売上などのデータの推移を確認できる」というECPower独自の機能は、ユーザーの皆様にとても好評頂いているポイントです。ですが「顧客セグメントを作成した日からデータの記録が開始される」という制約が、ユーザーの皆様が「期初からのデータを作成してレポーティングする」「昨年度のデータと比較して数字を評価する」という使い方で大きく不便を感じてしまう点となっていました。

ご希望を頂いた方向けに、ECPowerプロダクトチームが過去データを作成して、お客様の画面上に反映することができるという形でβ版サービスの提供を開始しています。

仕様

  • ご希望の顧客セグメントと、データ作成を行う期間(いつからのデータが欲しいか)をサポートチームにご連絡ください。
  • データを作成する対象:以下のデータをすべて作成します。
    • 概要タブ>顧客セグメントの「顧客数」「リピーター率」「LTV」「平均購入金額」「平均購入回数」「再購入日間隔」のメトリクス履歴
    • 注文タブ>顧客セグメントからの「売上」「注文件数」「注文履歴」
  • 3営業日以内を目安に、過去のデータを作成し、ユーザーの画面に反映します。

条件等について

  • 有料プランをご利用のユーザーを対象とした、無償サービスとなります
  • データ処理量の観点から、月あたり顧客セグメント5件まで、生成期間は1セグメントあたり過去365間を上限とします
  • 上記を大幅に超えるご要望に関しては、別途料金をお見積りの上で有償にて対応させていただきます。

データの精度と品質について

Shopifyと連携可能なデータに制約があるため、顧客セグメントの条件によってはデータの精度が低くなる可能性があります。

下記の3点が、特に精度に影響があるデータになります。

顧客に紐づく「顧客タグ」は、最初の購入をしたタイミングからその顧客タグが付与されていたとみなして計算をします。

例)【「ブロンズ会員」タグがついている顧客セグメント】の2022年度のデータを作成する

2022年に初回の購入を行った顧客Aが、実際には2023年度から「ブロンズ会員」だった場合を考えます。

この場合、この顧客は2022年度から「ブロンズ会員」だったとみなして計算をします。

逆に、2022年に「ブロンズ会員」だったが、現時点では「ブロンズ会員」ではない顧客は、作成するデータには反映されません。

これは「顧客タグの履歴」および「いつ顧客タグを変更したか」のデータをShopifyが保持していないことが理由です。

※この理由から、顧客タグに関連するセグメントはデータの精度が担保できないため、おすすめしておりません。

(参考程度のデータとしてご利用ください)

商品と紐づく「商品タグ」「商品タイプ」等が期間中で変更されている場合、すべて現在のデータを基準に計算します。

例)【「おすすめ商品」という商品タグの商品を購入したことがある顧客セグメント】の2022年度のデータを作成する:

ある商品Aに、2022年度には商品タグがついておらず、2023年から商品タグ「おすすめ商品」をつけた場合を考えます。

この場合、2022年度にも「おすすめ商品」という商品タグがついていたものとして計算をします。

これは「いつ商品タグを変更したか」というデータをShopifyが保持していないことが理由です。

商品名を途中で変更している場合、変更以前のデータは反映することができません。

例)【[おすすめ]マカロンセット を購入した顧客セグメント】の2022年のデータを作成する

2022年に商品名が「マカロンセット」で、2023年に商品名を「[おすすめ]マカロンセット」に変更している場合を考えます。

この場合、変更前の商品名で注文を行った顧客は、作成するデータには反映されません(顧客数がゼロとなります)。

こちらはECPowerの仕様上の制限です。将来的に、改善を予定しています。

変更履歴

11 Apr. 2024 Article Published

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