サイト訪問経路
最も顧客数の多い流入元

最も顧客数の多い流入元 | Shopifyストアのセグメントの顧客がどのような経路でサイトを訪問しているかについてインサイトを得る

最終更新日
May 1, 2024

マーケティング施策を最適化するために、ストアの顧客がどのような経路でサイトを訪問しているかを把握することはとても重要です。「最も顧客数の多い流入元」レポートを確認することで、セグメントごとにどのような経路でサイトを訪問しているかを把握することができます。初回購入やリピート購入でどのように異なるかどうかを理解し、リピート施策に活用しましょう。

「最も顧客数の多い流入元 」レポートとは

流入元(Referrer / Source)とは

オンラインストアにおいて、流入元(Referrer または Source)は、ユーザーのアクセス元を意味します。このデータはShopifyのAPI経由でECPowerに連携されており、特に購買を行うに至った最後のセッションに関するデータを利用しています。(購買を行うに至らなかったセッションはECPowerにおいてはカウントされません)

データ項目には"Direct"やFacebook, instagramなどのSNSプラットフォーム、メールプラットフォーム、"an unknown source"などが表示されています。"Direct"はユーザーが特定のプラットフォームからではなく、ブラウザの「ブックマーク」や「履歴」などから直接サイトを訪問したことを意味しています。"an unknown source"はShopifyがデータを収集することができなかったセッションに記録されます。これは例えばユーザーがブラウザのプライベートモードやVPNなどを利用している場合などがあてはあります。セッションベースのデータはユーザーの環境によってデータの収集に失敗する場合があるので、UTMパラメーターを設定するなどの方法の方がより確度が高くなります。

📣 最も顧客数の多い流入元

このレポートは、複数のバリエーションの中でも最も基本的な内容です。顧客セグメントの中で顧客数が多い順に、流入元を一覧化し、顧客数・比率を表示しています。なお、比率は顧客セグメント全体の人数を母数として計算されます。顧客セグメントごとに、どのような流入元が多いのか、比率が高いのかといったデータを把握し、顧客セグメントごとのニーズや好みの傾向についての示唆を得ましょう。

📣 初回の購入で最も顧客数の多い流入元

どのような流入元から初回購入に繋がっているかを理解することはとても重要です。このレポートでは、それぞれの顧客の初回購入における流入元を一覧化し、顧客数が多い順に表示しています。比率は顧客セグメント全体の人数を母数として計算されます。このレポートを顧客セグメントごとに確認することで、たとえば各セグメントに近いペルソナ(特徴)の顧客を獲得するにあたって、どのような流入元に力を入れるべきかについての示唆を得ることができます。

📣 2回目以降の購入で最も顧客数の多い流入元

リピート顧客からの売上を増やすにあたって、現在のリピート購入は主にどのような経路で行われているかを把握することは重要です。このレポートでは、それぞれの顧客の2回目以降の購入における流入元を一覧化し、顧客数が多い順に並べています。なお、比率は顧客セグメント内でのリピート顧客数を分母として計算されています。一人の顧客が2回以上同じ流入元から購入をしている場合も、顧客数1としてカウントされています。

なぜ「最も顧客数の多い流入元」レポートが重要か

初回購入や、リピート購入それぞれにおいて、リピート顧客が実際にどのような経路でサイトを訪問しているかを把握することで、効果的な集客やCRM施策が実施できているかを見直すことができます。多くのリピート購入が"Direct"経由で行われている、というデータは一見すると情報が少ないようにも感じられますが、高いブランドロイヤリティのシグナルだとも捉えることができます。たとえばそれらの顧客がブランドを定期的に思い出している(ブランド想起を生めている)、またはブックマークをして定期的に確認するようなブランドロイヤリティがあるというような形で理解することも可能です。

活用例 - おすすめの顧客セグメント

「最も顧客数の多い流入元」レポートをどのような顧客セグメントでチェックするとよいか、いくつか例をご紹介します。

  • リピート・ロイヤル顧客セグメント:現在のロイヤル顧客が、実際に初回・2回目以降でどのような経路で購入することが多いのかについて理解を深めましょう。
  • 初回の流入元に基づく顧客セグメント:それぞれの集客チャネルでのリピート顧客が、2回目以降にどのような経路で購入しているかを把握し、セグメント間での違いについても理解を深めましょう。たとえばSNS経由で初回購入したユーザーは2回目以降もSNS経由が多い、広告経由のユーザーはブックマークから'Direct"で訪問してくることが多いなどのデータが確認できるかもしれません。

「最も顧客数の多い流入元」レポートを最大限に活用することで顧客の好みやニーズに対する理解を深め、集客施策やリピート施策を改善し、お客さまに寄り添ったコミュニケーションを実現しましょう。ぜひレポーティングのための単なる数値としてだけでなく、顧客理解を深めるために活用してみてください。

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22 Apr. 2024 Article Published

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